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眼窩膿瘍のおはなし [ペット]

我が愛犬の目の下の部分が少しふくらんでいる気がすると、奥さんが気がついたのは3月の中頃でした。触ってみると、あきらかにぷにぷにした、しこりのようなふくらみがあることに気づき、速効で掛かり付けの獣医さんへ。

「眼窩膿瘍」であると診断されました。
これは、上の奥歯の根と目の間くらいに雑菌が入り込み炎症を起こし、膿瘍ができる症状であると言うこと。一般的には、何らかの理由で奥歯が欠けたり、年齢を重ねて歯石がおおくなり、歯槽膿漏を引き起こした際に奥歯の隙間から雑菌が入り込むことが原因となること。抗生剤で炎症を治め、膿瘍内の膿を吸い出して治療しても再発を繰り返す可能性があること。根治させるには、奥歯を抜歯し幹部を開き膿を除去、洗浄・消毒し炎症を治めること。等の話を聞きました。

まめに歯磨きをしていたので歯垢・歯石は比較的少なく歯槽膿漏も起こしておらず、歯も歯茎もわりとしっかりしていて、問題の奥歯もがっちりしている状態のため、一般的な原因は考えられなかったのですが、どうやら、歯が生えてくる際に少しゆがんで生えてしまったため2本の歯の間に隙間があり、そこからばい菌が侵入したらしいという、診断結果となりました。

で、治療法は、全身麻酔をかけ、しっかりした奥歯を削って抜歯し、洗浄、炎症を治める方法がいいのではないかという結論になりました。

もちろん、全身麻酔はまだまだ危険性をはらんでいるし、どうするか一瞬迷いましたが、いつものように調べるだけ調べ、聞けるだけ聞いた我が夫婦は、とにかく完治を目指し獣医さんに任せることになりました。

大変だったのは、前日夜からの完全絶食です。我が愛犬も、我が夫婦もこれが一番苦手で(笑)、大変でしたが、先日のブログにも書いたように、「昼寝をさせない作戦」が大成功を収め(笑)、無事に乗り切りました。

手術後の傷口も思いのほか早く治癒し、こころなしか、以前にも増して元気いっぱいの我が愛犬であります。

記録として、治療前と治療後の写真を載せておきます。カットしているから、それだけでも顔が変わっているけれど、あきらかに目の下のふくらみがなくなっているように感じます。

 photo.jpgphoto.jpg


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カオナシ

「万が一」のことを考えると自分のことのように心配しましたが、無事でなによりです。
by カオナシ (2009-04-03 00:11) 

sokou

カオナシ様、ありがとうございます。
動物の病気やけがは、何が一番良い治療方法なのか判断に迷うこともありますが(人間でも同じですけどね)、とにかく自分なりのベストチョイスをしていきたいものです。
我が夫婦のモットーは、「自分たちの理屈で固めた直感」です。(笑)
とにもかくにも、我が愛犬は元気いっぱいで、今日も走り回っておりまする。ご心配をおかけしましたm(__)m
by sokou (2009-04-03 02:24) 

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